成功に慢心しない
次の「食のインフラ」をつくる
飯田恭介さん
ちば醬油株式会社
代表取締役社長

この場所で
生きる
はたらく
はたらくを楽しもう
東国の熱量を届ける
東国WORKSでは
地域を支え盛り上げる企業やチームから、
個人として地域密着・研究・世界に向けて活動する方の
インタビュー記事を掲載しています。
東国エリアとは、成田から東の茨城と千葉の境目に位置する
成田市・香取市・旭市・銚子市・神栖市・鹿嶋市・稲敷市を対象としています。
農業、工業、製造、小売、福祉、観光、文化芸術。
市町も領域も役割もこえた、新しい出会いがうまれますように。
東国エリアで暮らす人
0万人
掲載自治体
0市町
取材人数
0人
私たちは、小さな火種だ。
東国(とうごく)。
江戸時代、関東の物流拠点として栄華を極めたこの地域は、間違いなく日本の大動脈だった。
そこここでにぎわう物流倉庫、芳醇な香りを漂わせる醸造所や酒蔵。商人たちが夜通し夢を語り合う旅館。国内外から集まった物資は、利根川の水運を通じて江戸の胃袋と経済を満たしていった。
圧倒的な活気と文化が交差したこの地は、いつしか誇りを込めてこう呼ばれた。
そう、ここが「江戸優り(えどまさり)」の東国。
近代日本の、そして関東の熱狂的な物語は、ここから始まっていた。
──しかし、時代は川から陸へ、船から鉄道や自動車へと移り変わる。
水上海運で栄えた東国の地域は、時代のうねりのなかで静かになり、いまは美しい”かつての”栄えた町としての面影を残すのみとなった。
人口減少、産業縮小。
突きつけられる課題は加速度的に増え続け、地方の重い現実がのしかかる。
では、この地域の「熱」はすっかり冷めてしまったのだろうか。
いや、決してそんなことはない。
私たちには、日本文化が誇る「祭」がある。
山車が軋む音、町中が一体となる地鳴りのような歓声。時代が変わっても、この地に生きる人々のDNAに深く刻まれたあの熱狂だけは、今昔変わらずに燃え続けている。
いま、この東国のあちこちで、伝統を守りながら新しい挑戦を企む人、自分の町を面白くしようと旗を上げるプレイヤーたちが「点」在している。秘める熱量は、あのお祭りの日の熱気とまったく同じだ。
私たちは、そんな人々の熱量の「集積地」になる。
先人たちが紡いできてくれた「熱」に、ひとつずつ着火しよう。
個々で燃えている点と点をつなぎ、線にする。
線と線を交わらせて、やがて地域全体を巻き込む面へと広げていく。
もう、”かつて”のにぎわいを懐かしむのは終わりにしよう。
私たちの手で、あの日の栄華を越える「あたらしい東国」をつくるんだ。